植物天然アロマとフレグランスオイル(合成香料)の違い

弊社取扱のアロマには100%天然植物アロマ(精油)とフレグランスオイルの2種類がありますが、今回はそれぞれ特色についてご紹介します。

天然植物アロマは、文字通り、植物に含まれている芳香成分(香りの成分)だけを植物から抽出したものです。バラなら花びら、レモンなら果皮など植物によって芳香成分が含まれる部位も量も異なるので、芳香成分の抽出のしやすさなどによって価格も大きく異なっています。一方のフレグランスオイルは合成香料なので、生産が安定している分、価格も比較的安定しています。

では、アロマ空間デザインではどちらがいいのでしょうか。どちらもメリットデメリットがあるので比較してみます。

天然植物アロマは、数百種類の非常に小さい有機化合物で構成されているので、一つ一つの成分が少ない分、香り方が優しく、小さいお子様から高齢の方まで非常に受け入れられやすいかと思います。また、長期間香らせても香りがカーペットやカーテンや衣類に移る心配もありません。香りが自然に消えていきますので、時間帯によって香りを変えたい!などのリクエストにも対応が可能です。また、自然療法アロマセラピー(芳香療法)の心理的な効果が得られる点も大きなメリットです。

一方のフレグランスオイル(合成香料)は、香りの成分が天然植物アロマより大きいため、パワフルに香るので広範囲の空間に対応することができます。天然植物アロマではアロマ消費量が多くなり費用面で実現が難しい場合などにも、フレグランスが非常に有効です。また、植物からは抽出できない香りも作り出せるので、香水のような幅広い香りのご用意が可能です。

自然派がより好まれる時代の流れもあり、天然植物アロマが比較的人気ではありますが、空間のコンセプトによってはフレグランスオイルの方が適している場合もありますので、ぜひご相談ください。